刑事事件における示談の重要性と弁護士の必要性

刑事事件では示談が重要であるといわれることがあります。

ここでは、その示談の重要性とともに弁護士に弁護を依頼する必要性についてみていきます。

示談とは

まず、示談とは、刑事事件における民事の側面の紛争解決をいいます。

刑事事件では、その犯罪についての責任を国が追及していく側面と、被害者の方が加害者に対して、発生した損害の賠償を求めていくという側面(民事の側面)があります。

このうち後者を解決する方法の一つが示談となるのです。

示談では、一般的に、示談金という形で、加害者が被害者の方へ、損害賠償の金銭と、それにさらに上乗せの金銭を支払うことになります。

その代わりに、被害者の方は、加害者を許し、被害届などを取り下げるということが条件とされます。

この示談金の相場としては、損害賠償にプラスして数十万円程度の金額となっています。

示談の重要性

示談では、被害者の方が加害者を許すこと、そして被害届などを取り下げることが、内容に含まれます。

これによって、被害者の方の処罰感情が薄れているということになり、様々な場面で有利な判断が期待できることになります。

具体的には、不起訴の判断が得やすくなる、裁判の量刑面で有利な判断が得やすくなる、といったことが期待できます。

弁護士の必要性

弁護士に弁護活動を依頼する必要性としては、様々なサポートを受けることができることにあります。

まず考えられるサポートとしては、法律的なサポートになります。

刑事事件に巻き込まれてしまった場合、どのような流れになるのか、どう対応すればよいのかについて、専門家として説明してもらうことができます。

また、有利な判断を得るためには、有利な証拠を収集し、被害者の方との示談を成立させる必要があります。

証拠収集の際には、弁護士であれば弁護士会照会という方法があり、より早く、そして多くの情報を集めることができます。

また、示談の際にも、被害者の方との連絡が必要となり、弁護士が付いていなければ、交渉に応じてもらえないこともあります。

加えて、適切な金額、内容でまとめるためにも、専門家である弁護士に依頼する必要性があります。

そして、精神的なサポートを行うことができる点も、弁護士に相談する必要性となります。

逮捕されてしまった場合、その期間は家族であっても面会が許されず、取り調べに一人で応じなければならないなど、大きな負担がかかります。

弁護士であれば、逮捕の期間中でも面会が許されるため、相談に乗り、家族などとの連絡役を担うことで、精神的にサポートすることができるのです。

刑事事件は弁護士吉田要介（ときわ綜合法律事務所）にご相談ください

示談は刑事事件で非常に効果的であり、良い結果を得るために重要となります。

そして、弁護士であれば、示談交渉を含めて様々なサポートを依頼できます。

刑事事件に巻き込まれてしまったときには、できるだけ早く弁護士に相談し、対応を依頼した方がよいでしょう。

刑事事件に関することは、弁護士吉田要介（ときわ綜合法律事務所）にご相談ください。